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結婚指輪と婚約指輪は何が違うの?

結婚指輪と婚約指輪との最大の違いは、それぞれの目的

結婚指輪

結婚指輪は、まさに二人が結婚したことの証明でもあります。お互いに同じようなデザインの指輪をセットで購入することが多いため、夫婦になったという実感が強く感じられるでしょう。結婚後は、日常生活においても結婚指輪を装着したままにするのが通常です。なお、結婚指輪には、周囲に「私は既婚者です」とアピールする役割もあります。

婚約指輪

婚約指輪は、二人が結婚への意志を確認しあったことを証明する指輪です。男性が女性に贈る記念品としての位置づけでもあります。教科書通りの解釈では、男性が女性にプロポーズをする際に贈る指輪。ただ実際には、彼女の好みなども確認する必要があることから、婚約をした後に二人で選びに行くケースが多いとも言われています。

デザインの違い

結婚指輪と婚約指輪は、デザインも大きく異なります。

結婚指輪

結婚指輪のデザインは、比較的、シンプルなものが多め。日常的に着用するものなので、仕事や家事に差し障りのないデザインが選ばれる傾向があります。また、何十年と長く着用するものなので、飽きの来ないシンプル系が好まれるようです。一般に、プラチナやゴールド素材のみのリング、あるいは、小さなダイヤや誕生石などを埋め込んだリングなどが選ばれています。

婚約指輪

結婚指輪とは異なり、婚約指輪は、比較的派手なデザインが多めです。通常は、ダイヤモンドがあしらわれた指輪が選ばれます。婚約指輪で見られる主なダイヤモンドのデザインを確認しておきましょう。

  • ソリティア
    婚約指輪の定番。リングの中央に、爪で1粒のダイヤモンドがセッティングされたデザインです。由来は、1886年にティファニーがリリースした「ティファニー・セッティング」。シンプルだからこそ、ダイヤモンドの品質が重視されるデザインでもあります。
  • メレ
    センターダイヤモンドを引き立てるように、その両わきに小粒のダイヤをあしらったデザイン。華やかさと可憐さが同居している点が魅力で、多くの女性から人気のデザインです。
  • パヴェ
    アームの部分に小粒のダイヤモンドがあしらわれたデザインです。パヴェとは、フランス語で「石畳」という意味。まさに「石畳」のように、整然と小粒ダイヤが並んでいます。
  • エタニティ
    アームの部分に、同じ大きさの小粒ダイヤモンドが列をなして一周しているデザイン。周回させることによってエタニティ(永遠)を表現しています。ダイヤが半周する「ハーフエタニティ」も人気。

価格帯の違い

概して、結婚指輪よりも婚約指輪のほうが、価格は高くなります。それぞれの価格相場を見てみましょう。

結婚指輪

ある大手結婚情報誌のアンケート調査によると、2016年の結婚指輪の平均購入価格は男女2本で243,000円。1本120,000円程度が平均です。ただし、中には500,000円、1,000,000円といった価格の結婚指輪を購入しているカップルも含まれるため、平均価格は少々底上げされている模様。実際のボリュームゾーンは、もう少し低めとも言われています。

婚約指輪

同じアンケート調査によると、2016年の婚約指輪の平均価格は1本359,000円。1本120,000程度の結婚指輪と比べると、婚約指輪の平均価格は3倍程度にもなります。婚約指輪が高額になる最大の理由は、もちろん、ダイヤモンドがあしらわれるからです。

歴史・由来の違い

結婚指輪と婚約指輪は、同時発生したものではありません。それぞれ歴史・由来が違います。

結婚指輪

結婚指輪の始まりは、9世紀の古代ローマ時代と言われています。当時のローマ教皇ニクラウス一世が、「結婚指輪を交わしていることが、男女が結婚している証拠と認める」としたことが、歴史上、正式な結婚指輪の始まりと言われています。

婚約指輪

婚約指輪の起源は、結婚指輪の起源と同じく古代ローマにありますが、その始まりは結婚指輪よりも古いとされています。当時の古代ローマでは、男女が結婚を約束したことを証明するため、女性は鉄製の指輪を着用する風習がありました。婚約指輪を着用したのちは、花嫁は純潔を守ることを法律で決められていたため、実質的には「婚約 = 結婚」という図式だったと考えて良いでしょう。

なお、婚約指輪を左手の薬指に装着する風習は、この当時から存在しています。左手の薬指は心臓と直接つながっている大事な指、と考えられていたことが、風習の始まりだったようです。

ちなみに、婚約指輪にダイヤモンドがあしらわれるようになったのが、15世紀ごろ。ハプスブルク家のマキシミリアン大帝が、婚約者にダイヤモド入りの婚約指輪を贈ったことが始まりとされています。

最近では結婚指輪と婚約指輪を兼用するカップルも

最近では、結婚指輪と婚約指輪を兼用するカップルも増えてきました。主にエタニティリング(小粒のダイヤを一周させたリング)を兼用として利用する女性が多いようです。

兼用をすることで、ブライダルリングにかけるコストを削減できる、というメリットがあります。また、婚約当時の思いを結婚後にも残す、といった心理的な効果もメリットと言えるでしょう。

その一方で、婚約指輪が単体で存在しないことへの寂しさを感じる女性もいるかも知れません。また、エタニティリングの場合は外見が派手なので、法事などの場面では外さなければならないという点はデメリットかも知れません。

【豆知識】婚約指輪と結婚指輪の着け方

婚約指輪と結婚指輪には、着け方の型があります。型通りに着けなければならないというわけではありませんが、豆知識として理解しおいたほうが良いでしょう。

  • 婚約~結婚式直前まで
    婚約指輪をもらってから結婚式の直前まで、婚約指輪は左手の薬指に着けます。
  • 結婚式当日
    結婚式当日は婚約指輪を右手の薬指に移動させ、お互いの左手の薬指に結婚指輪を交わします。
  • 結婚式終了後
    右手に着けた婚約指輪を、左手の結婚指輪と重ね着けします。
  • その後
    左手の薬指から婚約指輪をはずし、結婚指輪のみを残します。最近ではセットリングで購入し、そのまま重ね着けをしている女性も多く見られます。

以上、結婚指輪と婚約指輪の違いを詳しく見てみました。内容をまとめてみましょう。

1.目的が違う

結婚指輪の目的は、二人が夫婦であることの証明。配偶者がいることを周囲にアピールする役割もあります。一方、婚約指輪の目的は、二人が婚約関係であることの証明。最近は、プロポーズの後に二人で婚約指輪を選びに行く、というカップルも増えています。

2.デザインが違う

結婚指輪はシンプルなデザインが中心。プラチナやゴールドなど、金属素材のみで作られた指輪が主流です。逆に、婚約指輪は派手目なデザインが中心。リングのセンターにダイヤモンドが乗ったタイプ(ソリティア)が主流ですが、最近ではメレリングやパヴェリング、エタニティリングなども人気です。

3.価格が違う

結婚指輪の価格相場は、1本120,000円くらい。それに対して婚約指輪の価格相場は、1本359,000円くらい。ダイヤモンドが乗っている分、婚約指輪のほうが圧倒的に高額です。

4.歴史・由来が違う

結婚指輪の起源は、9世紀の古代ローマ。当時の教皇が、結婚指輪を結婚の証明と認めたことが始まりです。一方、婚約指輪の起源は、結婚指輪よりも前。発祥は同じ古代ローマです。当時、婚約指輪を贈ることは、実質的には結婚を指していたようなものでした。

【豆知識】婚約指輪と結婚指輪の付け方

結婚式の直前まで、婚約指輪は左手の薬指に着用します。挙式当日、婚約指輪を右手の薬指に移し、互いに左手の薬指に結婚指輪を交わします。結婚式後、花嫁は右手の婚約指輪を外して結婚指輪と重ね着け。新婚生活に入ってからは、婚約指輪を外す人が多いようです。