各月の誕生石をご紹介

ダイヤモンドの鑑定士

幸せをもたらしてくれる誕生石

婚約指輪にセッティングする石は、もちろんダイヤモンドが一般的。自分の誕生石を使う人は、あまり多くはないでしょう。ただ、誕生石を身に付けていると幸せがもたらされる、という話は昔から言われています。何らかの形で婚約指輪にも応用してみたいものです。ここでは、誕生石の概要や由来を解説したうえで、1月から12月までの各誕生石を詳しく見ていきます。ご自身の誕生石を改めて確認するとともに、それぞれの宝石の味わいや奥深さも楽しんでみてください。

誕生石とは

誕生石とは、1月から12月までの各月に設定された宝石のこと。自分が生まれた月の誕生石を身に付けることによって、その人に福がもたらされるとされています。

誕生石の由来については後で詳しく説明しますが、現在一般に知られている誕生石の考え方は、アメリカが発祥。1912年にアメリカの宝石商組合が定めた誕生石の考え方を基礎に、1952年にアメリカ国内の複数の宝石商団体が改訂を加えて誕生石を設定しました。

またアメリカ以外の各国では、アメリカの考え方をベースにしつつ、それぞれの国で独自の誕生石を追加設定している場合があります。たとえば日本では3月に珊瑚、5月にヒスイが追加されています。イギリスやフランスでは4月に水晶、7月にカーネリアンが追加されています。

誕生石はいつどこで始まったの?

そもそも、誕生石という考え方はいつごろ、どこで始まったのでしょう? 誕生石の由来については諸説あります。伝えられる限りで最も古い由来は、紀元前6世紀ごろのバビロニア帝国時代。天文学に長けていたバビロニア人が、占星術と12星座とを関連付けたのが始まりとされています。

ただ、文献として残っている最古の由来は聖書。旧約聖書の中で出てくる「出エジプト記28,15-30」において、ユダヤの高層が12種類の宝石を身に付けていたとする記述があります。また新約聖書に出てくる「ヨハネの黙示録21,18-21」において、エルサレムの城壁が12個の宝石で飾られていたとする記述があります。文献による歴史学の世界では、これら聖書に登場する宝石が誕生石の始まりと言われています。

なお、一般の人たちが誕生石を身に付けるようになったのは、18世紀のポーランドから。ポーランドに移住してきた宝石商が仕掛け人となり、一般庶民の世界に誕生石の考え方を広げたと伝えられています。

各月の誕生石をご紹介

♦1月

  • ガーネット
    ガーネットに込められている意味は、真実・友愛・忠実。偽りのない真実の愛を得られるとされています。

♦2月

  • アメシスト
    アメシストに込められている意味は、誠実・心の平和。愛情を司る力もあると言われているため、恋愛・結婚には最適な石になるでしょう。

♦3月

  • アクアマリン
    人間関係などの悩みを癒してくれます。
  • コラール
    不運を遠ざける効果があります。
  • ブラッドストーン
    気力が下がったときに活力を与えてくれます。

 3月の誕生石に込められている意味は、沈着・勇敢 ・聡明。3種類の石には、それぞれ次のような効果があると言われています。


♦4月

  • ダイヤモンド
    男女を固く結びつける効果があります。
  • クォーツ
    環境や運気を浄化してくれます。

 4月の誕生石に込められている意味は、清純無垢。2種類の石には、それぞれ次のような効果があると言われています。


♦5月

  • エメラルド
    夫婦の仲を円満にします。浮気防止にも効果的。
  • ヒスイ
    仕事運がアップします。

5月の誕生石に込められている意味は、幸運・幸福。2種類の石には、それぞれ次のような効果があると言われています。


♦6月

  • パール
    家庭に富をもたらします。
  • ムーンストーン
    夫婦の仲が固く強いものになります。
  • アレキサンドライト
    人生に繁栄をもたらします。

6月の誕生石に込められている意味は、健康・富・長寿。3種類の石には、それぞれ次のような効果があると言われています。


♦7月

  • ルビー
    情熱性、官能性などの魅力を与えてくれます。
  • カーネリアン
    勝負事に強くなります。

7月の誕生石に込められている意味は、熱情・仁愛・威厳。2種類の石には、それぞれ次のような効果があると言われています。


♦8月

  • ペリドット
    末永く円満な夫婦仲をもたらしてくれます。
  • サードニックス
    夫婦愛を強めてくれます。浮気防止にも効果的。

8月の誕生石に込められている意味は、夫婦の幸福 ・和合。2種類の石には、それぞれ次のような効果があると言われています。


♦9月

  • サファイア
    夫婦の誠実な愛を約束してくれます。浮気防止に効果的。
  • アイオライト
    平常心を維持させる働きがあります。夫婦喧嘩防止に効果的。

9月の誕生石に込められている意味は、慈愛・誠実・徳望。2種類の石には、それぞれ次のような効果があると言われています。


♦10月

  • オパール
    毎日楽しく、希望に満ちた夫婦生活を営むことができます。
  • トルマリン
    邪念を取り除き、集中力をアップさせます。
  • ローズクォーツ
    女性の美しさに磨きをかけます。恋愛においては最強のパワーストーン。

10月の誕生石に込められている意味は、歓喜・安楽・忍耐。3種類の石には、それぞれ次のような効果があると言われています。


♦11月

  • トパーズ
    社交性が高まり人間関係が良好になります。
  • シトリン
    人間関係の改善、金運の向上などの効果があります。
  • ゴールデンサファイア
    魅力を引き出してくれます。金運アップでも知られます。

11月の誕生石に込められている意味は、友情・希望・潔白。3種類の石には、それぞれ次のような効果があると言われています。


♦12月

  • ターコイズ
    悪運やネガティブな思考を寄せ付けません。
  • ブルージルコン
    純心を取り戻し、未来へ向かうエネルギーが湧いてきます。
  • タンザナイト
    思考をポジティブにし、成功へと導きます。
  • ラピスラズリ
    悪いものを排除し、冷静な判断力をもたらします。

12月の誕生石に込められている意味は、成功。4種類の石には、それぞれ次のような効果があると言われています。

誕生石が複数ある場合は好きなものを

ところで「複数の誕生石が設定されている場合は、何を基準に選べばよいの?」という疑問が湧くと思います。12月生まれにいたっては4種類もの誕生石が設定されているので、いったい何を基準にどう選べば良いのか、混乱してしまいます。

選び方の基準は非常に簡単。好きな宝石を自由に選ぶ、ということ。実際に手に取ってみて、直感的に一番良いと思った宝石を選んでください。もちろん全部の種類を集めても構いません。

また宝石は、たとえ鉱物としては同じ種類であったとしても、それぞれが様々な表現を持っています。たとえば10月の誕生石であるオパールは、色や輝きなどの表現力の違いを基準に、実に7つの種類まで分けられます。ブラックオパールとファイアーオパールは、まったく違った石のようです。宝石の奥の深さを味わいながら、ゆっくりと誕生石選びを楽しんでみてください。

ダイヤモンドの裏石にいかが?

婚約指輪に配置する主役は、もちろんダイヤモンドです。でも最近は、ダイヤモンドの裏側に小さな誕生石をはめ込む女性も増えているよう。一生に一度しかもらわない、彼からの大切な婚約指輪。あなたと彼にしか分からない裏石として、そっと誕生石を添えてみませんか?